believe-心-

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咲菜はただ淡々と過去を話してくれた。

顔色一つ変えず、真剣な顔のまま、歪むことがなかった。

苦しそうな顔哀しそうな顔も辛そうな顔もしねェ。


そのことに対して無感情なんじゃねェかと思うくらいにだ。



でも実際は、俺が想像している以上に辛いだろう。

きっと咲菜は、家族が好きだったから。






確信めいた



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