この詩は誰のもとへ

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恋次に恋愛の詩を書いてみるよう勧めれてから、私は心の中でずっと呟いていた。

好きとか嫌いとか、愛してるとか、嫉妬とか裏切りとか。

とにかく恋愛に関する語句を。


……なかなか思い浮かばなかった。

恋愛の詩なんて書いたことがなかったし、私にとって“恋愛”なんて未知のものだから。


経験をしたことがない。

相手をどんな風に想っているのかがわからない。



それなら、書く原点に戻って考えてみよう。






隣の



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