次の日、本当に恋次の家へ行った。夜寝る前電気を消してからずっと窓から眺めていた恋次の部屋。そこに入れるのだ。一体どれ程会いたいと思っただろう。一体どれ程話をして笑い合いたいと思っただろう。やっぱり私は以前と変わらず臆病なままなんだ。失って初めて、