記念企画夢

□土方十四郎
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あー、煙草が吸いてェ。ニコチン足りなくてやべェよ俺このまま死ぬのか?……いやそれは流石に考えすぎか。やっぱり医者に行くべきなのか……きっと真白に相談すればそれを勧められるだろうな。



『トシー!調子はどう?』

「ニコチン……」

『あはは、死にそうなのね。お医者さん行ったら?』

「ちょうどそのこと考えてた」



目の前で楽しそうに笑う真白。だけど真白と約束したからにゃ禁煙……しねェとな。とは思うもののニコチンが足りねェ。あのとき何故同意したのかと後悔することも間々ある。



『でも、無理は禁物だからね?』

「三本以上吸ってもいいのか?」

『それは駄目。増やしたら、増やしただけ毎日吸っちゃうもん』

「真白お前な……」



そんな俺を見てか、真白はじゃあお医者さん行こう!と俺の手を引いていく。後悔したことはどこへやら、俺は愛しい真白の為に禁煙を頑張ろうと改めて決意を固めた。






(2012.03.15)


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