またいつか此処へ帰ってくるとわかっていながらも、寂しい気持ちが次から次へと溢れ出す。神楽と新八は、俺の中でこんなにも大きな存在になっていたのかと初めて気がついた。だけど俺にはまだ真白がいる。
「真白、」
『どうしたの?』
「来いよ」
『うん』
ソファに座っていちご牛乳を飲む真白を手招く。俺の前まで来て迷っているところをひょいと持ち上げて、膝の上に座らせた。そうしたら珍しく真白の方からキスをしてきた。
「真白?」
『あの二人がいないのは寂しいけど、銀時と二人でいられるから幸せ』
「あァ……俺もだ。気兼ねなく真白に何でも出来る」
『何でも、って、本当、銀時は』
続きを紡がなくても、真白の言いたいことがわかる。今度は俺から口づけてぎゅっと抱きしめた。すぐそこにある真白の耳を甘噛みすると、ピクリと反応があった。抵抗はない、俺はそのまま行為を続けた。