記念企画夢

□越前リョーマ
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『Excuse me.』
「!?俺英語……I can speak English a little.」
『Oh... I speak English so easily and slowly.OK?』
「オーケー……?」
『Do you know Ryoma Echizen?』
「イ、イエス!」
『Well, Does he come here?』
「I think that he comes here.」
『Oh! Thank you very much!』
「You're welcom.」



校門で適当な人を捕まえてリョーマが此処に来るかを訊いた。彼は少ししか英語が出来ないという割に、リョーマは此処に来るかという質問に対してしっかりと答えられていた。しばらくそんなことを考えながら待っていると、リョーマは現れた。



『リョーマ!久しぶりね』

「真白!何で青学に?」

『青学に編入することになったの』

「あんないいとこにいたのに?」



環境は最適で勉強にもテニスにも励むことが出来た。だけどある日何故だか虚しく感じている私がいた。そんな話をリョーマにしていく。しばらくその虚しさの理由はわからなかったけれど、夢を見て原因がはっきりした。



『向こうにはリョーマがいない』

「それでわざわざ、真白は日本に来たってわけ?」

『リョーマとテニスがしたかった』

「真白も、まだまだだね」



そう言いながらもリョーマは私の頭を撫でてくれた。久しぶりの感覚に懐かしくなって嬉しくなって、下校途中の生徒がいるのも気にせずリョーマに抱きついた。リョーマは顔色一つ変えずに笑いかけてくれた。






(2012.03.26)

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