茜に、怖ェ思いをさせちまった。あの部屋で震える茜の姿を想像すると、後悔ばかりが、押し寄せてくる。あのとき茜を変に信じた俺がバカだった。ちゃんと言っておけばよかった。そんなことばかりが、脳内を掠めていく。今更後悔したって仕方ねェことは、わかってらァ。けど後悔せずにはいられねェ。茜に怖ェ思いをさせちまったから。きっと、何度ごめんと言っても悔やみきれねェ。優しさに触れた、俺