silver-soul

□過去1
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いつもどおり
土方は、自室にいた。
いつものように溜まった仕事をこなす。
机に向かい、同じような書類を片付けていく。
ふと外をみあげると、曇天が広がっていた。

(今日はやけに空が気になるんだよなぁ)
もう昼を過ぎたが、朝から変わらず曇っている。

「副長!」
突然山崎の声がした。

「なんだよ?」

「副長に来客が来ているんですが..。」

「俺にか?誰だよ…また万屋かぁ?.」

「それが….見たことのない男なんです。
土方ってやつに会いに来たから、呼んでくれって…
名前を聞いても「「頼む」」としか言わなくて....」

「んだよ….変なやつだな。出てっていきなり刺されねぇだろうなぁ..」
「やめてくださいよっ!!…沖田隊長呼んできましょうか?」
「いや、あいつ呼んでも余計面倒なこと起こしかねねぇ…まぁ、行ってみるよ。」
「わかりました。表の門のところで待ってます。」
「あぁ..」

ずっと座っていたせいか、腰が重い。
(刀は...一応持っていくか)
(テロってことはねぇよなぁ….)

土方は警戒しつつ門に向かった。
後ろを山崎が付いてくる。
(しっかし誰だよ…)
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