◆短編小説◆

□同じキモチ
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「ひっかる〜〜〜っ!!!!」


そうやっていつもバカデカイ声で俺の名を呼ぶ先輩を、
好きになったのはいつからやろ。


きっと好きになった【瞬間】っちゅーのは存在せぇへん。

いつの間にか湧いて溢れた感情やから。

いつの間にか俺にとってはあって当たり前な感情。

そんな感情の始まりなんて思い出そうとするだけ無駄や。



俺はいつでも謙也さんのことばっか考えとる。
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