†お話の森†
□†今日始まる気まマな話し†
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ユーリ×ヴォルフラム1
「ユーリッ!!」
眞魔国に帰って来てすぐにグレタが走ってきた
「ふん。遅いぞへなちょこユーリ」
ヴォルフラムが鼻で笑う
「ヘナチョコ言うな!!」
俺、渋谷有利とこいつヴォルフラムは婚約者だ
男同士ってのは珍しい事じゃないんだって
「おいユーリ!僕が居ないからって間違いを犯さなかったか?」
「はぁ?ヴォルフラムには関係ないだろっ」
「関係ない…?」
ヴォルフラムは眉をぴくっとさせた
「関係ないだとぉお!?このヘナチョコがぁぁ!!」
「ヘナチョコ言うなってば」
「僕はお前の婚約者だ!だからお前が間違いを犯さぬよう見張る役目があるっ!な・の・に」
「ちょっグレタが居るんだぞ!」
「問答無用!」
ヴォルフラムはそういうと俺の制服の胸倉を掴んだ
―殴られる!!
そう思い反射的に目をつぶる
でも降って来たのは手の平ではなく
柔らかいヴォルフラムの唇
チュッと小鳥みたいな短いキス
「次はもっとしてやるからなヘナチョコ」
ヴォルフラムはそう言い優しく微笑んだ
「だ…だからヘナチョコ言うな…」
俺はただ優しく微笑むヴォルフラムを見つめていた
ユーリ×ヴォルフラム1
―END―