DREAM
□ケーキ泥棒
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午後3時、おやつの時間。
『ない…ない…ないっ!!!!!!!!』
ミカは冷蔵庫の中を見て愕然とした。
『ケーキが…ない……』
「ミカ、どうしたの?」
食堂にひょこっと顔を出して現れたのはアレルヤ。
ふと、ある言葉がミカの頭をよぎった。
[犯人は必ず現場に戻ってくる──]
『お前か…お前なのかぁあ!!!!!!!』
「わ、ちょっ、ミカ!?」
一方的にアレルヤに襲い掛かるミカ。その姿はまさしく獣。
『あたしのケーキを返せー!!!!!!』
アレルヤの肩をガシッと掴み、アレルヤの頭を揺らしまくるミカ。
「ちょ、ゆっ、揺らさないで…ってケーキ…?なんのこと!?」
『とぼけても無駄だ!!私のおやつのケーキを食べただろ!!!!!!』
「たっ、食べてないよ!!」
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