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突発的に思い付いた文を綴る、超次元短文ネタ帳。
内容は日常から長編のワンシーンまで多種多様。
登場キャラクターは雷門、エイリア、海外等々。
恐らく、オルフェウス、ユニコーン贔屓。
ナイツオブクイーンも比較的絡む。
当サイトの設定推奨。
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◆『御来光』 

「お!見ろよ!空がどんどん明るくなってきたぞ!」

円堂は言う。

「本当だな。」

その言葉に、鬼道は答えた。

「見ろ!太陽が出てきたぞ!」

空を見て、豪炎寺は言う。
世界を染める朝日の紅は、今までに見たことがないくらい綺麗だった。


***********

ブレイク組で御来光。
この美しさと感動は、言葉では言い表せません…!
因みに、八合目の途中で見ました。

2010/08/17(Tue) 05:44 

◆『白む空』 

「見ろよ!空が白んで来たぜ!」

土門は景色を見、叫んだ。

「本当だ!凄い!綺麗!」

秋も景色を見て、言う。
次第に紅が広がる空。
夜明けまで、あと少し。


***********

現在八合目。
夜明けは間近です!

2010/08/17(Tue) 04:24 

◆『星々の絨毯』 

「大丈夫か?壁山?」

風丸は言う。
現在、富士山七合目。

「見てよ!みんな!星が綺麗だよ!あ!流れ星!」

一之瀬は叫ぶ。
空には今までに見たことの内容な星の瞬き。
それはまるで星々の絨毯のようだ。

「よし!残りの道も頑張るぞ!」

円堂は皆に言った。


***********

現在、七合目。
星が滅茶苦茶綺麗です!

2010/08/17(Tue) 02:32 

◆『頂へ!』 

「みんな!準備は良いか!」

円堂は叫ぶ。
その声に、一同は返した。

「あぁ!」

「よし!行くぞ!」

目指すは日本最大の頂、富士。
初めての挑戦が、今、始まる―――…!


***********

雷門イレブン。
半ばリアル状態な一文。
今から富士登山です!
現在、タクシーで五合目へ向かっているところ。
余力があれば、またこちらにて近況報告を。
それでは、行ってきます!

2010/08/17(Tue) 00:10 

◆『サマー・クリスマス』 

今年も、この季節がやって来た。
ジャパンでは冬――雪の降る寒い季節にあるらしいが、オレ達の暮らすオーストラリアでは、雪は降らない。
赤い洋服を纏い、これまた赤い帽子を被る。
この暑い季節には相当きつい完全防備だ。

「メリークリスマス!」

そう言って、オレは白い大袋に入れられたプレゼントを子供達に配る。
正直言って、かなり暑い。
チームの他のメンバーはビーチでライフセイバーのバイトなどをしているが、泳ぐことが出来ないオレには、それは到底出来ないことだ。

「ふぅ…」

プレゼント配りが一段落して、日陰に入りベンチに腰を下ろし、帽子を脱ぐ。
空気が暑い為、あまり意味はないが、それでも多少はましだ。

「冷た…っ」

オレが息を吐いた時、背後から伸ばされた手により頬に冷たさを感じた。
そちらの方へ視線をやると、見慣れた緑色と視線がかち合った。

「お疲れ様、ホリー。」

「リーフ…」

そこには白いシャツに、ハーフパンツを纏った幼馴染の姿。
手にはペットボトルを持っている。

「はい、これ。差し入れ。」

「ありがとう。」

リーフは先程のペットボトルをオレに手渡し、オレの隣に腰を下ろした。

「大変そうだね。」

「仕方ないさ…。オレはニース達みたいに泳ぐことは出来ないんだ…。だから、陸でバイトをするしかない…」

「だけど、結構様になってきたんじゃないかな?その服、よく似合ってるよ。」

リーフはオレにそう言って、品良く微笑んだ。

「バカ言うなよ…これ、かなり暑いんだぜ?南国で長袖はアウトだろ…」

「言えてる…」

そんな些細な会話。
そういえば、このバイトを初めてからもう結構経つが、リーフは毎回、今回のように差し入れを持ってきてくれていた。

「いつも悪いな…」

オレが言うと、リーフは再び笑みを浮かべた。

「何をかしこまっているの。今更、でしょう?」

「…いや、本当に、いつもリーフには迷惑をかけっぱなしだ…」

オレの言葉に、リーフは少し困ったような顔をした。
だけど、これは事実だ。

「じゃあ…」

「………?」

しばらくして、リーフは口を開く。
オレは無言で続きを促した。

「今度、セントラルビーチのアイスクリームをおごってよ。あそこのアイスクリーム、凄く美味しいって評判なんだ。」

「あぁ、分かった。約束するよ。」

そういえば、リーフは昔からアイスクリームが好きなんだっけな。
そんなことを考えながらリーフに返し、オレは赤い帽子を被った。


***********

ホリーとリーフ。
例え公式が“サマー”呼びだとしても、我が家では“ホリー”推奨です。
この二人は幼馴染で、とにかく仲が良ければ良いと思います。
因みに、ホリーはあるトラウマにより泳ぐことが出来ません。
詳細は【設定】を参照。

2010/08/15(Sun) 17:56 

◆『EAT WITH US !』 

「マーク!カズヤ!アスカ!ランチに行こうよ!美味しいハンバーガーショップを見つけたんだ!」

午前の練習を終えるなりディランは楽しそうに言った。

「オーケー、ディラン!行こうよ!」

「そうだな!せっかくだし、行くか!」

ディランの言葉に一之瀬と土門は返す。

「マーク!ユーも一緒に行こうよ!」

ディランはマークに向き直る。
すると、マークは少し困ったような顔で返した。

「あー…いや、オレは今日は遠慮しておくよ。」

「え?マーク、行かないの!?」

マークの返答を聞き、一之瀬は声を上げる。

「どうしたんだ、マーク?具合でも悪いのか?」

一之瀬の言葉に次いで土門は尋ねた。

「いや…そういう訳じゃないんだが…」

マークは返す。
そんなマークを無言で見つめ、ディランは何か難しい表情を浮かべている。

「………」

「ディラン?どうかした?」

一之瀬が尋ねる。
すると、ディランは何か閃いたといった風に声を上げた。

「もしかして、マーク!ユーは体重が増えてしまったことを気にしてるのかい?」

「………っ」

ディランの言葉にマークは息を呑む。

「な…何でそれを…」

「あ!当たったんだ!凄いや、ディラン!」

マークの様子からディランの予想が当たったと察し、一之瀬は目を輝かせた。

「そうなのか、マーク?」

「………」

そんな一之瀬は置いておき、土門が尋ねると、マークは少し顔を赤らめながら無言で頷いた。

「何だよ、マーク。そんなこと気にする必要ないだろ?」

「そうだよ、マーク!ユーは十分スレンダーじゃないか!」

「………」

土門とディランが言うも、マークは無言で考え込んでしまう。
そんなマークに一之瀬は言う。

「マークが気にしてることは分かるよ。オレだって、やっぱりそういうの気になるし…。でもさ、ご飯を抜いて力が出せないのはもっと困るよ!これだけ暑い中で練習するんだ。食事を抜いて倒れたりしたら大変だよ!」

その言葉に、マークは更に考え込む。
それからしばらくして、口を開いた。

「…それもそうだな…」

その言葉を聞き、ディランは指をぱちんと鳴らした。

「そうだよ、マーク!ランチは十分に採らないと!ギンギンにプレー出来ないよ!」

「…確かに、気のないプレーをするわけにはいかないからな…!」

ディランの後押しに、マークは頷いた。

「ヒャッホウ!それじゃ、早速行こうか!」

マークの言葉に、ディランは満足そうに笑った。


***********

アメリカ組。
アメリカンフードは重いので、きっと食べ続けたら太るのでは、と思い出来た文です。
体重を気にするマークとか、なんか可愛い気がします(笑)

2010/08/13(Fri) 20:48 

◆『スカイ・レール』 

「見て見て、マルコ!飛行機雲だよ!」

そう言って、アンジェロは空を指差す。
小柄な背丈を背伸びして目一杯空に近付ける。
とは言っても、空はやはり空。
遠いことには変わりないが。
それでもこうすることで、空との距離が多少なりと近く感じられる。

「ほんとだ!今日はよく晴れてるから、くっきりと見えるな!」

そう返しながら、マルコもアンジェロと同様に空を見上げた。
そこには、細くて白い一筋のレール。
青いキャンパスに描かれた一筋の白は、どこまでもどこまでも続いていた。


***********

アンジェロとマルコ。
何となく、ありきたりなモノのありきたりな風景を描きたかった。
…と思ったら、こうなりました(笑)
この二人は些細なことに対して一緒にはしゃいでいたら良いと思います。
無邪気で子供らしい二人が好きです。

2010/08/12(Thu) 14:46 

◆『駆け出したいその季節は、夏』 

太陽が照り付ける。
海原には程良い波が打ち付けている。

「おぉ!良い波立ってんじゃねーか!」

そう言って、真っ先に駆け出したのはサーファーの綱海。
その表情は、海原に反射して煌めく太陽のような輝きを放っていた。

「綱海さん、早いでやんす!」

そう言い、栗松は困り顔を浮かべた。
しかし、そんなことは何のその。
他のメンバーも海へと駆け出した。

「海だーっ」

叫びながら綱海に続いたのは円堂。
その後ろから少し呆れながら風丸、半田、松野が歩いていく。

「元気だな、みんな。」

「あぁ、そうだね。」

風丸の言葉に、マックスは返す。
その隣で半田が呟く。

「オレは暑くてあんなにはしゃぐ元気は無いな…」

「さすが半田。」

「バカにしてるだろ、お前…」

「ううん、褒めてるよ。」

「そりゃ、どーも…」

半田は松野に諦め半分に返す。
言うだけ無駄なのが分かっているから、敢えて反論するなどという、労力を使うようなまねはしない。

「風丸!半田!マックス!お前らも早く来いよ!」

「あぁ!今行く!」

大きく手を振る円堂に返し、三人は海原へと駆け出した。


***********

雷門イレブンin海。
友人との海水浴で、波に呑まれかけながら考えた一文。
あの海は、下手な絶叫アトラクションよりもスリリングでした。
きっと、綱海は喜ぶでしょうが(笑)

2010/08/11(Wed) 09:33 

◆『アウトドア・マザー』 

「風丸!これってこっちで良いか?」

円堂は手を振り、自分のいる位置を示しながら叫んだ。

「あぁ!そこに置いておいてくれ!染岡!火は起きそうか?」

円堂に返し、今度は風丸が火を起こしている染岡に尋ねた。
染岡はうちわで炭に風を送りながら答える。

「あぁ!あと少しで完璧に起きそうだ!」

「分かった!ありがとう!」

「風丸!野菜はこれくらい切れば良い?」

次いで、流しで野菜を切っていたマックスが尋ねる。
風丸はそちらの方に駆け、ざるに入れられたカット済みの野菜を確認する。

「それくらいで大丈夫だ!ありがとう、マックス!」

「どう致しまして!半田、そっちはまだ終わらないの?」

「うるさいぞ、マックス!オレはお前みたいに器用じゃないんだよっ!」

「なんだよーやっぱり中途半端だなー半田はー」

「ほっとけっ!」

マックスの棒読みの言葉に、半田はすかさず叫ぶ。

現在、雷門イレブンは夏休みを利用して鬼道家の別荘に来ている。
そして、今はちょうど夕食の準備を行っているところだ。

「せいが出るな、風丸。これ、追加分の肉だ。」

「鬼道!あぁ…そうだな。ありがとう!」

肉の買い出しから戻った鬼道とそんなやり取りをし、受け取った肉を染岡と共に火を起こしていた豪炎寺に預ける。
真っ先に自分の分担を終わらせた風丸は、他の分担の仕事を監督するという役割についた。
案の定、どこの分担もなかなか仕事がはかどらず、風丸の指示に助けを求めていた。
それが明らかに見て取れるものだから、鬼道も風丸に気を遣っている。

「風丸!」

「あぁ!今行く!」

再び指名を受けた風丸は、そちらへと駆けていく。
アウトドアでも、風丸の裏キャプテン…
否、まさにキャプテンとしての仕事ぶりは健在のようだ。


***********

雷門イレブン(主に2年)。
友人との旅行で、火起こしをしている際に思い付いた一文。
アウトドアに出掛けた際には、確実に風丸が本領を発揮すると思う(笑)
こういう時の風丸は正しくキャプテンそのものです。
因みに、鬼道は買い出し班、1年は森に薪を拾いに行っています。

2010/08/10(Tue) 03:48 

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