小話

□正しい名前の付け方?
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親「あ〜、どうすっかなぁ……」


政「hey.元親、何してんだ?」


就「貴様が悩むとは珍しい。貴様にも考える脳があったか。」


慶「まさか明日は大雪か?!」


親「お前らなぁ…。いきなり来て第一声がそれか?」


佐「…で?何、頭抱えてたのさ?」


幸「某、微量ながらも助太刀致しまする。」


親「あぁ。サンキュ。実はだな、俺今、恋愛小説書いてんだけどよ。」


政「元親がnovel?書けんのか?」


親「多少はな。今、ストーリーも大体書き終わって、もうすぐストーリー自体は完結する。」


佐「じゃ、良いじゃん。」


親「いや、それが問題があんだよ。」


慶「問題って?」


親「それが…。」


幸「どうなされた?」


親「登場人物の名前と小説自体の題名が全く思い浮かばねぇ。」


就「阿呆か。貴様は。」


慶「一番大切な所が決まってねぇじゃん。」


親「そうなんだよ…。だから悩んでんだろ。」


幸「では、某達が決めてはどうだ、佐助。」


佐「あ、良いんじゃない?」


親「佐助達が決めてくれんのか?」


佐「チカちゃんが良ければの話だけど。」


親「え、良いに決まってんじゃん。」


慶「うわ、普通に言い放ったよ、この人。」


政「…んじゃ面倒くせぇが決めるか。主人公の男女と題名だけでいいか?」


親「あぁ。それで十分だ。」


慶「あ、はい。(挙手)俺、女の名前考えた。」


幸「某は男性の名を。(挙手)」


佐「旦那達早いねぇ。じゃ、教えてよ。」


慶「玉輿 典子(たまのこしのりこ)さん。」


幸「時羽 金也(ときはかねなり)殿。」


親「待て。ふざけてんのか。お前らは。つーか良くそんな名前思い付くな。」


政「…じゃぁ、タイトルは“money blathers”だな。」


親「お前まで便乗するな。しかもblathersとか本編に関係ねぇし。」


幸「却下でござるか…」


親「当たり前だろ。」


就「名前など、なんでも構わぬだろう。そこまでこだわる必要性などない。」


佐「そうだってチカちゃん。ここの小説だって、登場人物A子、B子、Cだし。」


親「あれ、まじネーミングセンス無さすぎだろ。」


政「…適当さ丸出しだな。」


佐「じゃぁさ、ついでにそれにも名前付けようか。」


親「俺達がか?」


佐「そう。」
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