◆必殺仕事人シリーズ◆

□暗中模索
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其之壱:勇次×秀

「はぁ…はぁ…っ……ぁ…!」
勇次が背後から容赦なく責め立てる。慣らされた秘部はあっさりとソレを受け入れ、貪欲な肢体は意図せずとも更なる快感を求めて揺れ動いた。暗闇に淫らな熱気が満ちていく。
「秀……」
ふいに耳元で名を呼ばれた。俺だけが知っている甘い囁き声。背中にかかる重みも、密着する汗ばんだ肌の感触も全てが心地良い。
「あ……ゆう…じ…。もう……っ!」
「ああ…」
布団を掴む俺の手に重ねられていた勇次の手が、そろそろと下半身を弄る。細長い指が俺の中心に絡みついた。
「あっ……あ…ああっ!」
根元から先端まで余すことなく愛でられる。同時に逞しい熱の塊が中をかき回し、俺を荒れ狂う欲望の渦へと突き落とした。
「も……無理……はあ…はあ……イ…ク……あッ!」
「俺も、出すぞ…!」
勇次が一番奥まで自身を突き入れ、俺の先端を引っ掻いた瞬間、内側に溜まっていた情熱が一気に溢れ出た。
「あっ!…あっあっ!……あああっ!!」
強い快感が全身を駆け抜け、俺の中心から白い液体となって解き放たれる。
「くっ!……んぅ!……」
勇次もまた、最奥に己の欲望を吐き出した。

達したばかりの気だるい感覚に身を委ねていると、勇次が再び覆い被さってきた。
「秀…。もう一回……いいか?」
まったく勢いを無くしていない剛直が、俺の秘部に何度も口付ける。
「……絶倫」
濡れて光る黒い瞳が妖しく笑う。静かな闇の中、俺たちの陰は再び一つになった。
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