◆替え歌、詩◆

□四季恋
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春は桜に恋をする
はらはらと風に舞うアナタの衣
すれ違うわたしを優しく撫でる
その香りに包まれる時
新たな奇跡を予感する

夏は蛍に恋をする
ほのかに夜闇を照らすアナタの命
川のほとりでわたしを誘う
その灯りに導かれる時
奇跡の扉が開かれる

秋は紅葉に恋をする
真っ赤にもえるアナタの心
俯くわたしを奮い立たせる
その情熱に触れる時
まだ見ぬ奇跡が目を覚ます

冬は雪に恋をする
静かに積もるアナタのぬくもり
わたしの空虚を満たしていく
その白銀に身を寄せる時
奇跡の時が動き出す

春は桜に
夏は蛍に
秋は紅葉に
冬は雪に
四季折々の姿を見せるアナタ
幾年月が巡ろうとも
わたしはアナタに恋をする

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