◆その他版権モノ◆

□澱んだ瞳 穢れた眼
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今宵もまた、麗しき騎士王の肢体(からだ)をたっぷり愛でた後、その身を清めるために浴室へ向かう。真珠のように滑らかな素肌は幾度抱いても飽きることがない。故に寝床を離れても高ぶりを抑えることはできず、再び淫靡な行為へと発展した。
「……あ……ああっ……はぁあ…ッ!」
背後から足を開かせ、そのまま股の間に座らせる。慣らされた秘部は英雄王の巨根をあっさり呑み込んだ。
「フフフ…。アルトリア。おまえの身体は本当にいやらしいな?無意識の内に男をたぶらかして骨抜きにしてしまう。まったく罪な女だ…」
「…くっ…!……貴様が……そういう穢れた眼で……私を見るからだろう!……ぁ…」
「その穢れた眼に見つめられながら、身も心もすっかり犯され抜いたのはおまえではないか?」
「……ふざけるな!…たとえこの身を穢されても……心まで許した覚えは……あ……はぁ…!」
言葉でいくら否定しても身体は正直なものだ。肉棒を受け入れている膣は喜びにうち震え、内壁が絶えずうごめいている。柔らかなヒダが亀頭や裏筋にしっとり絡みつき、寄せてはかえすさざ波の如く収縮を繰り返す。そのヒダをゆっくりとカリの凹凸で撫でてやれば、かの騎士王とてたちどころに快楽の奴隷へと成り下がった。
「こうして乳首を弄られながら、下から突き上げられるのがたまらなく好きなのだろう?」
「…あ……あん……はぁ…あ…ああ…ッ!」
首を横に振って必死に抵抗しようとするが、腰を押さえつけられてはまともに動くこともできず、僅かな隙をついて抜こうとするも、下から突き上げられては自らの体重もあいまって再び奥までくわえさせられる。もはや逃げ場などどこにも無かった。
「もっと素直になれ、アルトリア?そうすれば我が精を受ける快感も一際甘美なものとなるだろうに――」
「……っ…!」
僅かに残っている理性と誇りにしがみつき、次々と襲い来る快楽の荒波に必死で耐える。英雄王の眼にはその姿が美しくもあり、憐れにも見えた。
「まあいい。そろそろ終わりにしてやろう。おまえが骨の髄まで犯されていく様を目の前の鏡でよぉく見ているがいい」
二人の前にある巨大な鏡が、頭のてっぺんから足の先まで余すことなく事の一部始終を映し出す。繋がった秘部は卑猥な水音を立て、てらてらとぬめった男根が柔肉を掻き分けて忙しなく出入りする。突き上げられる度、ふくよかな乳房が上下に激しく揺れた。
「あっ…あっ…あっ……はああッ!!」
理性の糸が……プツッと切れる。ガラスの誇りは音を立てて崩れた。
(……ドクンッ!……ドク…ドク…!)
今宵何度目になるのか分からない――絶頂。互いの性器が力強く脈打ち、熱き精を子宮の奥へと導いた。
「……はぁ……はぁ……あ…」
生理的な涙が頬を伝う。注がれた精液もまた、地球の重力によって下へと流れ落ち、膣から竿を伝って外に溢れ出た。
「少し零れてしまったな…。まあいい。また後でたっぷり注いでやる。夜は長いのだ。存分に楽しもう――」
「……っ…」
鏡の中、澱んだ瞳と穢れた眼が見つめ合う。そこに語られるべく愛は無かった。
-END-
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