◆必殺仕事人シリーズ◆

□暗中模索
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其之弐:政×竜

ほんのり紅潮した頬に手を触れ、ふくよかな唇をそっと塞ぐ。
「ん……ちゅ…ちゅ……ふぅ…ん……」
酒の味がする。ちと呑ませ過ぎたかもしれない。
唇を離すと、竜は悩ましげに呟いた。
「政……さわって……」
「ああ…」
着物の上をはだけさせ、色白の素肌を優しく愛撫する。胸の突起に舌を這わせると、竜が微かに震えた。
「…っ……あ……」
隆起した乳頭を更に押し付けてくる。俺はより強くソレを吸い上げてやった。
「……政…。ココも……さわって……」
竜が俺の手をとり、膨らみかけた自身に触れさせる。布越しでも脈打ち、微かに湿っているのが分かる。
俺は竜の下半身に手を滑り込ませ、中から性器を取り出した。上下に軽く扱いてやるとソレはあっさり勃ち上がり、先端から透明な蜜を滴らせる。
「あん…!……政……すごく…気持ちいい……」
「ああ…」
竜が潤んだ瞳で俺の手の動きを追っている。その気持ち良さそうな姿を見るのが何よりも嬉しい。
「竜…。俺も一緒に、していいか?」
「……?」
不思議そうに首を傾げる竜の前で、俺は自らの雄を取り出し、竜のソレと重ねた。
「あっ!」
裏筋をぴったり密着させ、二つを同時に扱く。すると、互いの先端から大量の粘液が溢れ出た。
「あっ……すご……政の……ドクドクってして……おっきい……」
「竜のも……すごく固くなってる……。ヌルヌルして気持ちいい……」
「あっ…あん!……政…」
互いに腰を押し付け合い、絶頂へと一気に駆け上がる。俺は再び竜に口付けた。
「んっ……ちゅ……くちゅ……んぅ…!」
上も下も濃厚な接吻に身体の芯まで酔いしれる。そして、二人で同時に達した。
「あっ!…ああっ!あ!!……あん」
「くっ!…あっ!ああ!」
互いの精液が宙を舞い、火照った素肌をより白く彩った。

呼吸を整えようと胸を上下させる竜の耳元で、俺はそっと囁く。
「竜…。もっと、お前ぇに……触れてえ…」
しばしの沈黙の後、竜は小さく微笑んだ。
「酔い過ぎだろ?」
互いに酔いが醒めぬまま、日が昇るまで床でじゃれ合った。
-END-
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