◆その他版権モノ◆

□The Shackles of Darkness -闇の枷-
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〜あとがき〜
このお話は以前『サイボーグ009小説コンテスト』に応募した作品です。
応募するにあたって誰を描こうかと原作を読んで考えていると、イワンの初登場シーンを見て「そういえばガモ博士(イワンの父親)って、この後どうなったんだろう?」と疑問に思い、「もしかしたらイワンは父親を殺していたのかもしれない」という仮定で描いてみることにしました。

昨今、子どもが親を殺す痛ましい事件が後を絶ちません。確かに、昔も下剋上といって親殺し、子殺しはありましたが、どんな理由であれ人が人を殺すのは決して良いことではありません。
このお話では、イワンは電子頭脳にも勝る自らの頭脳に従って父親を殺めてしまいました。ですが、この世界には頭脳だけでは答えを導き出すことができない物事も沢山あります。特に経験によって得られる知識や判断力等がそうです。
イワンにとって最大の不幸は、その人生経験をほとんどしていない体で優れた頭脳を持ってしまったことではないかとボクは思います。

色々と根拠の無いことも書きましたが、ボクが言いたいことはギルモア博士に言ってもらいました。
何が正しくて何が間違っているのかは自分一人で判断するのではなく、周りの人が親となり、仲間となって一緒に考えながら答えを見つけていくものではないでしょうか。
イワンには素晴らしい九人の親(仲間)が側に居ます。ボク自身もそんな親でありたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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