07/22の日記

22:31
一角獣を追え! 〜戦闘開始編〜
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駆けつけたメルクリウスのお陰で、おいらはなんとか命拾いした。
「ルシュティル!一人で一角獣を倒そうとするなんてズリィぞ!!こいつはオレサマの獲物だ!!」
一角獣の角を掴んだままメルクリウスが大声で怒鳴る。すると、肩に乗っていたソーセージが慌てておいらの元に駆け寄ってきた。
「小人さん、大丈夫ですか!?ワタシと怪物さんがお花集めに夢中になっている間に、急にいなくなるものですから……ワタシ、中身が縮こまるくらい心配しましたよ!」
「おいらは大丈夫だよ…。そんなことより、早く女の子を安全な場所へ連れて行こう」
「ハッ…!そうですね。それが一番です!怪物さん、後は頼みましたよ!」
「お前ら下がってろ!一角獣はオレサマ一人で倒してみせる!!」
メルクリウスは両手で角を掴み、一角獣を豪快に投げ飛ばした。その隙においらとソーセージは女の子を連れて、原っぱの中央から離れた茂みに身を潜める。
一角獣は投げ飛ばされた勢いで地面に倒れた。しかし、大したダメージにはならなかったのか、すぐに起き上がって臨戦態勢をとる。
「さあ、かかってこい!!オレサマの力が上か、お前の力が上か、勝負してやる!!」
メルクリウスも真っ向から応戦の構えだ。
両者一歩も退かず、原っぱはかつてない緊迫感に包まれた。

(記入者:ルシュティル)

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