10/08の日記

18:48
一角獣を追え! 〜決着?編〜
---------------
おいら達が騒いでいると、一角獣が再び起き上がった。目が見えるようになったとはいえ、久方振りに感じる外の光はまだ刺激が強いのか、右目を何度も瞬(しばたた)せている。
「大変だ!一角獣が起きちゃった!」
「よーし!これでお互いハンデ無しだ!第2ラウンドといこうじゃねえか!!」
メルクリウスが意気込んで構えた直後、一角獣は甲高い鳴き声を上げて踵(きびす)を返した。
「おや?一角獣の様子が変ですね…」
おいら達が見守る中、一角獣はそのまま森の奥へと走り去ってしまった。
「あれ?ひょっとして……逃げた?」
「おい!こら!どこ行くんだ!?まだ勝負はついてねえぞ!!」
メルクリウスも後を追って駆け出す。
「あっ、メルクリウス!深追いは危険だよ!!」
おいらは茂みの中から飛び出した。しかし、二体の怪物はあっという間に姿を消してしまった。
「行ってしまいましたね……」
「うん…」
ソーセージと女の子も茂みの中から出てきて、一緒に肩を並べる。
おいら達は原っぱの中央で途方に暮れた。

(記入者:ルシュティル)

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ