短編小説2

□臆病者の恋
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今まで、逃げて逃げて逃げてきた。
あいつの気持ちから、自分の気持ちから。
でも、これ以上逃げたら何もかも失う気がして。
本当はずっとわかってた自分の気持ちを、俺は再確認した。
「古泉、お前が好きだ。」
遅すぎた告白。
あいつは笑って言った。
「知っていましたよ。貴方がご自分で言ってくださるのを待っていたんです。」
「古泉…」
「僕も貴方が好きですよ、キョン君。」
そう言ってふわりと微笑んだあいつは、本当に幸せそうで。
もっと早くに言っていればよかったと俺は思った。





古泉はなんか全部見透かしていそうな気がするのは私だけでしょうか(´-ω-)

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