お題

□大好きすぎて死んでしまうよ
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自分の感情を抑えるのだけは上手になっていたと思ったのに・・・。


例えば彼の髪が、瞳が、鼻が、唇が、頬が好き。
時折妙に小さく見える背中が好き。
毛が薄くしなやかな腕が、脚が好き。
色っぽいうなじも、平たい胸も好き。
優しいところが好き。
僕にだけ見せる弱さが好き。
せつない顔が、濡れたまつ毛が好き。
僕を呼ぶ声が、表情が好き。
はにかんだ顔も、怒った顔も、泣き顔すら、好きだ。

パッと浮かぶ例えだけでこれだけ好きで、愛しい。
男同士だなんて関係ない、僕が生まれて初めて―これからもずっと―愛したのは彼だけだ。
耳元で愛をささやいた時の反応も、欲におぼれた淫らな顔も、穏やかな寝顔も、すべて僕だけが知っていればいいんだ。
欲を言えば、誰の目にも触れない場所に彼を閉じ込めて、本当の意味で僕だけのものにしてしまい。
こんな僕を知っても、彼は隣に居てくれるのだろうか。
答えは、わからない。いつが僕が、彼にこんな事を聞く勇気が湧いたら聞いてみようと思う。
でも僕は、彼のおびえた目や、拒絶の顔、声にさえ恋をしてしまうのだろう。

願わくば。ふたりきりの楽園を彼も望んでくれますように。





古泉視点だとなぜか独白になっちゃうよ(´・ω・`)
キモイ古泉最高\(^o^)/

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