12星座達の日常

稲妻の覚醒-toya ushimitsu-
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遥か雲の上の天界

ここでは今まさに新たな命が誕生しようとしていた。

激しい稲妻と共に響き渡る産声。

それは紛れもなくゼウスと人間の間に生まれた神の子だった。

赤ん坊は生まれてからすでに不老長寿の力と守護星としての能力を備えていた。

ゼウスは生まれた神の子の名を、丑三十夜(うしみつとおや)とした。





しかしある日、母親はナイトメアに殺された。

ゼウスがナイトメアを滅ぼしたものの、ナイトメアの心臓部は残されてしまったのだ。

そのため、ナイトメアはゼウスにこう言い残した。




「20000年後にまた会おう。」




母親の清らかな魂は、天へと昇っていった…








やがて月日が経ち、十夜は5歳になった。
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