十二守護星LEO
□【4】馬佳部早矢
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自分達と同じ出で立ちに、右腕の模様、そして右手の甲に埋め込まれている石に浮かぶ、いて座のマークにレオは目を見開いた。
『フン、もう一人いたか。だがいい。纏めて片付けてやろう!!』
そう言うと、シャドウは再び口から隕石を吐き出してきた。
四方八方に飛び交う隕石を、レオとミユ、そして、いて座の男は素早く避けきる。
すると、マッハともいえるスピードで男は、隕石を避けるレオの背後に来た。
「キミは仲間一人も満足に守れないのか。」
「!」
男の低い囁きに、レオは目を見開いた。
気づけば男はすでに、シャドウに立ち向かっていた。
んだとぉ〜?
レオは若干苛立ちを覚えながら、シャドウと戦う男のほうに目を向けていた。
「ゴールドアロウ!」
そう言って男は再び黄金に光り輝く矢を飛ばすと、シャドウの鎖を断ち切った。
シャドウはうめき声を上げて元の陰となって消えていった。