十二守護星LEO
□【5】水と油
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―翌日
「おはよう!」
「おはようございます。」
朝の挨拶を交わす先生と生徒。
そんな中…
「おはよう!」
「ちぃーっス。」
「伊藤、制服!」
「はーいはいはい!」
朝、忙しかったのか制服がはだけたまま学校に来てしまった健治は、案の定先生に注意されていた。
そしてレオは…
「おはよう!」
「はよーっス…」
相変わらず眠そうな顔で、寝癖の髪をそのままにしてのそのそと校門に入って来た。
すると
ドンッ
「ぶ!」
何かにぶつかった気がして、レオは眠い目を擦りながらゆっくり顔を上げてみた。