BL小説

□運がいいのか悪いのか
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誠人は、いきなり克紀に泣かれながら抱きつかれ驚いた。
でも、克紀は泣いていて話せそうにない。
『克紀、おじさんにばれたらどうするんだ??』
『もぉばれたよ...』
『おじさん、絶対分かってココに来ると思うぞ!』
『その通り!克紀家から出るなって言ったよな!!』
おじさんは、怒っていた。克紀は、誠人の後ろに隠れた。
『おじさん、どうしてそんなに厳しいんですか?』
誠人は、真剣な顔で少し怒りながら聞いた。
『お前には関係ないだろ!!克紀を早くわたせ!!』
『嫌です!』
『直に渡せばいいものを、無事でいれると思うなよ!』
そう言うと、おじさんは剣を手に持った。
誠人も、剣を手に持った。
『いい度胸じゃないか』
そう言って、おじさんは誠人に向っていった。
そして、誠人は何とか剣を止めた。
それを、何回も繰り替えした。時間が経っていくにつれて、誠人の体力がなくなってきて剣を弾かれてしまった。
『誠人!!』
『終わりだ!』
そう言って、おじさんは誠人を切ろうとした。
克紀は誠人を守るために、剣を手に取りおじさんの剣を止めた。
『克紀どういうつもりだ!!』
『いい加減にしてよ!』
『克紀そこをどけ!!!!』
『嫌だ!destruction!』
克紀は、破壊魔法を父親に使った。誠人は、魔法を見た時はかなり驚いた。
『克紀ぃーー!!!!!!!!!!』
そう言って、おじさんは遠くに跳ばされた。
『もぉ私はあなたの言いなりにはならない!』
『そんな事を言っていいと思ってるのか!?』
『私が何をしようと貴方には関係ない!!』
『黙れ!iceblizzard』
克紀と誠人に向けて魔法を使った。
『iceshield!』
克紀は急いで魔法を使った。
『そんなんで、守れるかよ!』
克紀の使った魔法は、簡単に破られた。
『克紀!!』
誠人は、克紀の変わりに魔法をうけた。
『誠人!何して!!!』
『克紀が無事ならいいんだ♪』
そう言って誠人は倒れた。
『誠人ぉー!!!嫌だ!死なないでぇーー』
克紀は、倒れた誠人を抱き起こし、泣きながら叫んだ。
『勝手に殺すな♪俺はまだ生きてるよ』
誠人は、傷つきながらも立ち上がった。
『誠人!無理しないで!』
克紀は、倒れそうな誠人を支えた。
『よく生きてたなぁ!?でもコレで最後だ!!explosion』
『何してるんだ!!!vanish』
現れたのは、髪が薄い黄色で長く綺麗な女性だった。
『夏輝!何でここに!!!!』
『母さん!!』
誠人と克紀を助けたのは、克紀の母で夏輝(なつき)と言う。
『それより撞羽(しゅう)、克紀!!魔法を使うなと教えただろ!』
『ごめんなさい』
克紀は素直に謝った。
『何で、ここに居るんだ!!』
『仕事が早く終わったんだよ。』
夏輝は、ずっと脱獄犯を捕まえる仕事をしている。
『克紀、その子はすごい怪我してるけど??』
『えっと、誠人って言って命の恩人かな?で、この傷は魔法をうけて出来た傷だよ』
『!!じゃぁ早く家に連れて帰って手当てしないと!!』
『克紀、誠人君連れて来れる??』
『うん』
そう言って、克紀は誠人を支えながら家に向った。
夏輝は、撞羽を叱りながら家に向った。
克紀の家は、広く和風だった。克紀は、誠人を寝かせた。
『誠人大丈夫??』
『平気だよ♪』
夏輝は、誠人の所に行き手当てを始めた。
『克紀、誠人君何の魔法うけたの?』
『確かiceblizzardだった気がする...』
『そんな魔法うけたのか!!!』
そして、手当てを3分して怪我は治った。
『治ったぞ!!』
『誠人ぉ〜♪』
克紀は、誠人に抱きついた。
『誠人君ゴメンなさいね。撞羽が迷惑かけて。』
『平気ですよ。全然気にしてないですから。』
『今日よかったら泊まっていって。』
『いいんですか!?』
『お礼と、お詫びに』
『ありがとうございます』
そう言って、夏輝は撞羽がいる部屋に行った。
『克紀のお母さん綺麗だなぁ〜』
『えっ?でも、男だよ??』
克紀は、簡単に話した。
『・・・えっ??』
誠人は、言葉が出なかった。
『何で?分からなかった!?』
『でも、克紀と似てるよな...』
『ねぇ誠人!!』
『何だ?』
克紀は真剣な顔になった。
『私の事を忘れて欲しい...』
『何でだよ!!』
『もぉ会えないかもしれないんだよ...』
『何時でも会えるだろ!?』
『会えないんだよぉ!たぶん、今日で会えなくなる...』
克紀は少し悲しげな顔になっていた。
『克紀ぃ!ちょっと来て!』
夏輝が、克紀を呼んだ。そして、克紀は夏輝について行った。
(何で会えなくなるんだ)誠人は少し気になった。

『克紀、分かってるよね...』
夏輝と克紀は奥の部屋で話し始めた。
『はい...』
『決まってる事だから、、じゃぁはじめていい?』
『最後に、1つだけしてほしい事があるんだけど...』
『何?出来る事ならするけど。』
『誠人の記憶から私を消して欲しい...』
『いいの??』
『うん、私はもぉココからいなくなるから...』
克紀の目からは、涙がたれていた。
『分かった、じゃぁ始めるよ。魔法陣phantomdimension!』
克紀の下に、魔法陣が現れた。
『発動!!』
『克紀ぃー!!!!』
誠人は、いきなり現れ魔法陣に向って走った。
『無理だ!!間に合わない!』
『誠人!何で!!』
その瞬間克紀は、魔法陣と一緒に消えた。
『夏輝s克紀何所行ったんですか!』
『幻の世界...』
『俺も行きます!』
『駄目だ!!』
『行かせてください!!』
『分かった。でもちょっと待ってろ!撞羽刀持ってきてぇ!』
撞羽は、刀を2本持ってきた。
『持って来たぞ!』
撞羽は、刀を夏輝に渡した。
『誠人kコレもって行って。』
『ありがとうございます』
『じゃぁ、phantomdimension』
夏輝は、また魔法陣を作った。
『夏輝!!まさか、こいつも行くのか!!』
撞羽は、今頃のように気がついた。
『発動!!!無事を祈る...』
誠人も、魔法陣と一緒に消えた。
『夏輝!何でこんな事をした!!』
『私だってしたくなかった、けど、、』
夏輝は、泣きながら撞羽に抱きついた。
『撞羽どうしよぉ、、私、、』
『あの2人なら平気だよ、きっと...』
撞羽は、泣いている夏輝を撫でた。
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