骨2
□白黒
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真っ白なあなたが少しずつ黒に染まっていく
ただ見ている事しか出来ない俺はとうの昔に真っ黒に染まってしまった
白が灰になり黒になるとき俺は苦笑する
何がそうさせるのか
可笑しい訳じゃ無くて
苦しい訳でも無いのに
何かがとめどなく溢れてとまらない
体を繋ぐ鎖
心を縛る闇
何故駄目なのか
何が嫌なのか分からないけど
ただどす黒くなる俺の心
あなたを独占したい訳じゃない
白だったあなたが俺側の黒になって欲しくないだけ
何度止めようとあなたは着実に黒く染まっていく
何色にも染まれない
何色にも混ざれない
飲み込まんとする闇色に
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