骨3
□守り人
1ページ/1ページ
また守れなかった
大切な
守りたかったあなたを
また俺は助けられなかった
泣きたいのはあなたの筈なのに
泣いたのは俺だった
笑いたかったのに
笑ったのはあなただった
俺はなんて無力なんだろう
あなたを救いたかったのに
救われたのは俺
何も出来ず
逃げ出した
それなのにあなたは
大丈夫
そう呟いて笑った
あなたの顔がもう見えない
歪んだ視界に涙だと知る
どんなに足掻いても
どんなに喚いても
もう
手遅れ
.
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ