骨3

□守り人
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また守れなかった



大切な



守りたかったあなたを



また俺は助けられなかった



泣きたいのはあなたの筈なのに



泣いたのは俺だった



笑いたかったのに



笑ったのはあなただった



俺はなんて無力なんだろう



あなたを救いたかったのに



救われたのは俺



何も出来ず



逃げ出した



それなのにあなたは



大丈夫



そう呟いて笑った



あなたの顔がもう見えない



歪んだ視界に涙だと知る



どんなに足掻いても



どんなに喚いても



もう



手遅れ







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