骨2

□雪
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降り続ける雪は確実に積もるのに



あなたに対する気持ちは簡単に溶け出してしまう



透明な箱に大切にしまった思い出は自分にも見えなくて



真っ暗闇の中で彷徨い何を探していたのかも思い出せなくなる



全て忘れるのにさほど時間はかからなかった



あなたのことを要らないと判断した心



あなたが居ないのならと自分自身さえ要らないと判断した俺



降り続ける雪の中にその身を投げ打つ



静かな闇の中で雪と一緒に溶けて終えれば良い



あなたの思い出と一緒に…







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