骨3
□別れ
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思っていた通りだった
あなたは去った
俺のもとから
わかっていただいぶ前から
いずれ居なくなると
ただそれだけのこと
他の奴らと変わらなかった
あなたは奴らと同じ
俺を捨てた
人を信じなさ過ぎ
いつだったかあなたに言われた言葉
その通りだと思った
誰も信じられない俺はあなたも信じられなかった
信じなくて良かった
俺の心は闇の中
深みに嵌まった俺はもう抜け出せない
もうあなたと関わりたくない
嘘吐きで誰も信じられない俺なんかより
本気で誰でも信じられるあなたは光の中にいる方がいい
もうあなたに伝えることは出来ないけど
あなたと過ごした僅かな時間
俺には夢のようだった
去ったあなたに
ありがとうとさようならを
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