□痛み…2
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胸の痛みに苦しむ僕と嬉しい「俺」が居る


君から逃げて居たのかもしれない…



本当の「俺」を見せるのが怖くて



見せた途端、君に嫌われるんじゃないかって…



怖くて話しかけることを躊躇ってしまう



そんな僕が嫌で嫌でしょうがない



居なきゃ良かったって心から思う



そう言ったら君は笑って言うだろう?



『そんなことないよ』



君の言葉はまるで魔法みたい



君に話しかけるきっかけを探していたのに…君を傷付けた



君が「俺」を待っているなんて思いもしないで…





君はたくさん話す人が居て笑っていたけど



心は泣いていたんだね…



僕は君のためならどんな事をしても良いと思えた



初めて僕は「俺」になっても良いと思えた



『ありがとう』



君の心からの笑顔を見て初めて笑えた



最後君にサヨナラを言いたかった…



僕が消えるとき君は悲しい顔していた



僕の目から初めて流れた涙…



『ありがとう』



『僕に最初と最後をくれて…ありがとう』





僕は初めて願う…君のこと…



『君がずっと笑っていられますように…』







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