★short story★
□延長線
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初めてナツとあった日から思ってた。
バカッぽい所とか、元気なところとか、一生懸命なところとか、たまに意地悪なところとか。
そう言うところ、いいなって。
いつの間にか、あたしナツに惹かれてたんだ。
そしたらナツも同じ気持ちで、
柄にもなく顔真っ赤にして「好きだ」なんて言うからさ
らしくないって笑ったんだ。
これからどんな風になるのかなって考えてた。
あたし達、どんなつきあい方していくのかなって。
でも、なんか前とかわんない生活。
ナツとハッピーが不法侵入してきて、かってにご飯食べて、部屋荒らして、ベッドにだいぶ。。。
最初の方はこれでもいいのかもって思ってたよ?
でもさすがに2ヶ月も繰り返してさ。
変わらなくて、
本当、何も…。
何も変わらないってどーゆうことよ。
「ねぇナツ、せっかく2人とも休みなのにどっかいったりしないの?」
「んー…いんじゃね、別に…、むにゃ」
いやいやいや、絶対あなた本気で考えてないでしょ。
もう夢の世界へトリップしかけてるもん。
「あたし達せっかく付き合ってるのに…」
「ん〜…」
おまけにハッピーまで寝始めた。
何これ、あたし今日独りじゃん。
「バカナツ…」
そう言い捨ててそっぽ向いた。
いや、向こうとした。
その時だった。
「ルーシィ」
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