request

□ふぇありーている学園〜席替え編〜
1ページ/1ページ

 ==ふぇありーている学園==
〜ルーシィの隣は誰でしょね!?席替え編〜



――キーンコーン、カーンコーンンンンン

誰かがしゃべったようなおかしなチャイムが学園に響き渡る。今日も一日が始まった。

「おーい、お前ら席つけー…って、誰もきいてねぇ…」
担任のマカオ先生はいつもどーりだらしなくオヤジ臭くやってきた。誰も話などきいてはいない。
「おいそこの二人、ナツにグレイ。けんかなんかするなって…え?ルーシィ?ルーシィの取りあいって…全く若いな」
「先生」
「お、おお、エルザ。どうした」
「私が黙らせましょう」
「さすがだな学級委員長」
「おい、お前ら。もうSHRは始まっているんだぞ!」
「おおお、おお!!わ、わかった」
「ふん、わかればいい」
威圧感にやられておとなしく座って、通常の時間より5分遅れて始まるのがこのクラスの日課。

「今日は席替えするぞー」
「ままま、まじかよっ」
「どーしたナツ、そんなにうれしいのか」
「だってルーシィの隣になれるかもしんね^じゃん!早くやろーぜマカオ!」
「”先生”だばかやろーこんちくしょー」
「んなもんいいから、早くやらせろ」
「グレイまで…」


そんなわけで始まりました。席替え。



*拍手は学パロでやりまーす。マカオファンのみなさまに謝罪してみるけど多分これからもこんな感じ。はい、次ー。


*−*−*−*−*−*−*−*

「んじゃくじ引きにするぞ。公平だからな」
「俺ルーシィの隣がいい!」
「俺もだ」
「僕も」
「ププン」
「オイラも!」
「あたしの意見はぁぁああ!?」
ここにきてやっとしゃべったヒロイン、ルーシィ。
目を見開いて叫んでる。可愛い。
「私もだ」
「エルザまで!?」
「私も」
「ミラさんんんん!?」
「ジュビアはグレイさまの隣がいいです」
「いやいや、聞いてないし」
「…しんしんと」
「プールに沈める気ですかぁぁあ!?」



「く、くじ引きでよ!席決めるのは!」
『え〜…』
「そ、そんなこと言ったって無駄なんだから」
「ほら、ルーシィもこう言ってることだし、くじ引きやがれ」
「じゃああたしが先に引くわね。…あ、窓際の一番後ろだ。やったぁ」


窓際の一番後ろ。つまり右隣しか隣の席はない。
近い、席。それは前と右斜め前。
狙うはその三つ。


「じゃあ僕からいくよ」
そう意気込んで前へ足を進めたのはロキだった。

「僕のルーシィに対する愛なら、隣を引くことなんて余裕さ」
「えーと、ロキはここなー」
「うん…ってえぇ!?」
「何驚いてんのよロキ…」
「だ、だって僕の席…ルーシィと一番遠いところだし」
「自分で引いたんでしょ?」
「だって、窓際の一番後ろと廊下側の一番前じゃ…!」
「知らないわよ。うるさい」
「…そ、そん…な…」



*ロキ、残念ながら近くの席なれず。


*−*−*−*−*−*−*−*

「次は私だな」

そう言って意気込んでいるのは我がクラスの支配者、学級委員長エルザ様。

「ふっ…ロキはまだまだルーシィに対する愛が甘かったのだ。私の手にかかれば、近くの席をひくことなど簡単すぎる」

「さっきロキも同じ台詞言ってたぜ」
「エルザも同じようになると思うぞ」
「私もそんな気がするわ…」
「ルーシィまで…っ何を言うか!」
「ププン」
「いや、プルーの言ってることはわからん」
「その台詞はフラグだって言ってるわよ」
「なぜわかるミラァァァアア!」



「はい、エルザ窓側の一番前なー」
「同じ列の一番前って、振り向いても見えないではないか!やりなおすぞ!」
「馬鹿なこといってねーで、さっさと席つけー」
「いいからやり直すぞ」
「だーかーら…、」
「やり直すぞ」
「いや、エルザ…」
「やりな「エルザ、いい加減にしなさいよ?」み、ミラ…」

エルザ、近くの席なれず。

そして影の支配者、ミラジェーン恐ろしや。



*エルザキャラぶっ壊れ杉田。


*-*-*-*-*-*-*-*-*


「次は俺だな」
「よし、グレイ。さっさと引け、もう時間ねぇ」
「なんか扱いぞんざいだな…」
「うるせぇ。俺はもう疲れたんだ」
「はえーだろ、まだ二人しかひいてねぇんだぞ」
「この後何人控えてると思ってんだ。ナツやミラたちだけじゃなく、学パロだからって普段まとめては出てこれない星霊まで出てくんだぞ…」
「あ、それなら別に省いていいらしいぜ」
「ほ、本当か!?やったー!」
「いや、仕事しようとくらいしろよ教師なんだから…」
「いいから早く引け」
「へいへい…あ」
「何、どこだったの?」
「俺ルーシィの隣の隣だ」
「何ィっ!?」
「何よナツ、うるさいわね…」
「隣じゃねぇけど結構いい席だな」
「なぜ私じゃなくてグレイなんだぁぁあ!」
「僕じゃなくてグレイ?理解できない。全然理解不能。なんで僕は一番遠いのに」
「わかるぞロキ。だが貴様は遠くとも振り向けば見える。私なんか…」
「…エルザっ!」

「…何よあの変な友情」


*エルザとロキ、”席が残念同盟”結成



*-*-*-*-*-*-*-*

「よし、じゃあ次はお「次はガジルね」…俺…」
「ナツ、こういうのは最後のほうに引いたほうがいい席が当たるのよ?」
「えっまじでか!?じゃあ俺一番最後にする!」
「それは駄目。私が一番最後だもの」
「なんだよー別にいいじゃねぇかよ」
「駄目っていったら駄目なの」
「やだやだ!俺が最後がいい!」
「ちょっと、どこの子供なのよあんたは…」
「だってルーシィの隣がいい!」
「…はいはい」
「お、なんかまんざらでもなさそうだなルーシィ?」
「はっ!?な、なななにを言ってるのよ先生!」
「だってちょっと嬉しそうだったぞ」
「はははは、そんなわけないじゃあ、あありませんか」
「うふふ、どういうことなのかしら」
「み、ミラさん…あの、えーと」

怖い。怖すぎる。笑ってるけど笑ってない。ていうかキャラ違いすぎる。なんでいっつもミラさんはこうなのよ!原作と違いすぎなのよー!

「ま、それは後でもいいわ。ガジル。早く引いて…って」
「あいつならとっくに引いてんぞー」
「あらほんと。なんか落ち込んでるからほっときましょ」
「ほっといていいんですか!?」
「いいのいいの、はい次の人ー」
「……。どんまい、ガジル…」



ガジルくんの席はロキの後ろです(・∀・)
当サイトはどこまでもガジルくんの扱いがひどいです←


*-*-*-*-*-*-*-*-*

「次はジュビアの番ですね」
「お前もやんのかよ・・・」
「グレイ様、ジュビア必ずグレイ様の隣を弾いて見せます。見ていてくださいますか?」
「おーみてやる見てやる、だから早く引きやがれ、めんどくせー」
「(ジュビア様ったら早く引けだなんて…そんなにジュビアに隣の席をひいてほしいのかしら!ジュビア、ご期待にかなってみせます!)」
「なんかあらぬ誤解をされた気がするんだが…」


「ではこれを」
「おー、ジュビアは…えーと、ここだな」
「(もちろんグレイ様のとな…)…え?」
「残念だったな、ジュビア。お前はグレイの前の前の前のそのななめ前だ」
「そ、そんな…!なにかの間違いです!」
「あーもーめんどくせぇ奴らばっかだなこの クラスは!お前はここだ!決定!」
「そ…そんな…!グレイ様…ごめんなさい」
「え、あー、いや…。まぁくじだし別に…」
「(フォローしてくれるなんて、どうしてこんなにも優しいんでしょうグレイ様…!ジュビア、席は隣じゃなくてもじゃなくても心はずっとグレイ様の隣です!!」
「!?…なんか寒気が…」
「ジュビアも僕たちの仲間入りだね」
「そうだな。目的の相手は違えど、席が遠いことに変わりはない」
「いえ。ジュビアはあなたたちとは違います。ジュビアとグレイ様の間に席など関係ありませんから」
「なに!?グレイ貴様…ルーシィだけじゃなくジュビアまでも…!表へでろ!」
「どんな誤解してんだよエルザ!」
「僕はわかってるよ、グレイ…」


*ジュビアちゃんの扱いもひどいです。グレイはルーちゃん一筋(・∀・)


*-*-*-*-*-*-*-*-*


「よし、あと二人だな。どっちが先だ?」

いろいろあったけどそれは省略。残るはナツとミラだけになった。
ちなみにハッピーは斜め前。そしてレビィが前。つまり、残っているのは隣だけ、ということになる。
ちなみに当たらなかった方はジュビアの隣です★

「ナツが先…といいたいところだけど、二枚しかないんだし、ナツに先にあてられちゃ困るから二人いっぺんに引きましょ」
「おう!負けねーからな!!」
「あら、望むところよ」
「火花ちってんぞー…」
「おいマカオ、その表現ふるくせーぞ」
「な…っ!ぐ、グレイ!」
「やっぱ時代の差よねー」
「しょうがないよ、ルーちゃん」
「オイラ、そんな表現しらないや」
「それは言いすぎだろう、ハッピー」
「さすがにハッピーでも知ってるだろ」
「あい、ばれたし」
「でもやっぱ古いよねー」
「う…、もういいよ、早く引いてくれ…」
「じゃあ俺こっちな!」
「じゃあ私がこっちね」
「ねぇルーちゃん、どっちに来てほしい?」
「うーん…ミラさん来てくれたら勉強教えてもらえそうよねー」
「そうだね!…うん、そうだね…」
「え、どうしたのレビィちゃん」
「いや、普通に教えてもらえたらいいね…普通に」
「…あ…」
「やっぱりナツ?ルーちゃん、ナツのこ「あーーーー!」冗談だって・・」
「どーしたんだよルーシィ」
「え?ななななななななんでもないわよ!」
「どもりすぎだろ」
「ルーちゃん顔赤いよ」
「へ!?そ、そそそそんなことないわよ」
「…ふふっ」
「(くっそー!///)」



*くじ引きの結果は次にて。やっぱりなつるーはかわいい(・∀・)
え?もう結果言ったようなもんだって?どーせそうなるんだかr(((
ベタな展開がいちばんだ!!


*-*-*-*-*-*-*-*-*

「よし…」




「「俺が(私が)隣だぁぁああっ!!」」








「…え、…。結局どっち…?」
「やっぱミラじゃねぇ?ほら、なんか黒魔術とかで…ぐ、ぐぁぁあああっ!」

グレイは床からでてきたまっくろーい手により首を絞められた。ミラさんがこっちを向いてグレイにくろーい笑顔を向けながら首を絞めるかのようなポーズをとってるからおそらく、いや、確実にミラさんの仕業だろう。

「グレイ、馬鹿ね。私、ルーシィを賭けた勝負事でずるなんかしないわ。大切な人だもの」
「…ミラさん」
「で、結果はどーなんだ?じらしてないで早く言え」

今度はエルザがくろーいオーラを出してました。
「私、まだ見てないの。ナツは?」
「お、おれもまだだ…」
「先生…どっちが…」

「えー…今回の席替えによるルーシィの隣は」



全員が息をのんだ。
どっちが来てもうるさくなることに変わらないルーシィはため息をついた。
てゆぅかなんでこんなことになった。意味わからん。めんどくさい。いちいちいちいちこのクラスはやることすべてが面倒だ。
なーんて自暴自棄?に陥ったりしてましたとさ。

「―――ナツだ」

「や…」


「やったぁーーー!ルーシィ、俺ルーシィの隣だ!やったぁっ!」
「ちょ…、やだナツ。みんないる前で抱きつかれても…」
「あのやろー、どんだけ嫉妬させてぇんだよ…!」
「ふふふ、僕おこりそうだよエルザ会長」
「そうだな、私もだ」


そんなやつらを横眼に、ふたりはいつまでたっても一方的にだけどじゃれあってました。
それでも、なんだかんだいっても、ナツが隣でよかったな、なんて思ってしまうわけで。
むしろ隣に来てくれてありがとう、っていうか、うん。ただただ嬉しいわけだ。

「オイラとナツがちかいって嬉しいね!」
「おぅ!」
「ルーちゃーん、たーっぷりお話聞かせてね★」
「う…うん…」

それでも、ゆっくりはできそうにない。

***5分後***
「あ、そういえばミラさん…」
「ねぇレビィ?いいから変わってくれる?もう拒否権なんてないの。早く変わって。ほら、ね?そうしなきゃあなた、原作のファントム編よりもひどいことに…」
「ひぃぃぃぃいいいい!」
「ちょ…っ、さっきずるなんてしないって…!」
「うるさいわね。ほら、レビィ。あと5秒以内にどけなきゃ学校もろとも爆破よ」
『ひぃぃぃぃいいいいい!!』


*ミラさんの扱いもある意味ひ ど い(・∀・)
ちなみに爆破はしてないよ。どんまいレビィちゃん!←

長くなってしまって申し訳ありません。
拍手は学パロでやろうと思いますw

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ