企画小説
□大嫌いです。
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【18歳(高校生含)以下閲覧禁止】
勘違いされたら困るから、初めに言っておく。
俺は臨也の事が嫌いだが、臨也とのセックスはもっと嫌いだ。
大嫌いです。
「――くっ、お前…っ!ホントしつこいっ」
「え〜?」
ニヤニヤと笑顔を浮かべながら、臨也は俺の体をまさぐり、一点だけを執拗に責め続ける。
「でも好きでしょ、シズちゃん。コーコ♪」
「さっ、わんな!馬鹿!!」
「え?何処を??ちゃんと言ってくれないと俺分かんなーい」
後ろから抱き締められ、身動きが取りづらい状態の中、臨也の声色は、いかにも状況を楽しんでいるようにしか聞こえない。
「〜〜っ、乳首だよ!!変態野郎ッ!!」
半分ヤケになりながらも、俺は臨也に向かって罵声を浴びさせた。
「…シズちゃん、色気ない」
「テメェが言わせたんだろうがっ!!」
至極つまらなそうにしながらも、臨也は相変わらず手を止めない。
「そうだけどさ、もうちょっと恥じらってくれたりしたら俺の下半身もっとビンビ」
「黙れ」
「…つれないんだから」
変態めいた発言をする臨也に睨みを利かせる。
が、臨也がこのくらいで笑顔を崩すわけもない。
「機嫌が悪いシズちゃんに、素敵な情報を2つ教えてあげるよ」
「…ぁ?」
臨也は容赦無く乳首をクリッ、と摘み上げ、時折先端を引っ掻けるようにして焦らしながら指で弄る。
「シズちゃんのココさ、俺のと違って男にしては結構可愛い乳首してると思うんだよね」
「…ぁ、うっ…ン」
更に爪先で中心を抉るような指使いに、俺の肩はびくりと跳ねた。
「ココね、大っきいほど感じやすいんだって」
「は、ぁ…んっ、」
確かに俺は臨也と違って感じやすい、かもしれない…。
前に思いきって臨也の乳首を舐めてみたけど、喜ぶだけで全然感じてる風には見えなかった。
「ひ、だりばっ…か…」
「ん?右もやって欲しいの?」
「〜〜ぁ、ッ!!」
臨也が後ろに居るせいで、視線の的になるものが無く、必然的にソコばかり意識が向いてしまう。
コリコリと繰り返し擦られる様を見ながら、右は押し潰され、グリグリと捏ね繰り回される。
時折、臨也のリングが当たって、その無機質な冷たさにちょっとした緊張感が生まれてしまう。
「…ンなっ、強く…やんな…ぁ、…ふ!」
俺が臨也を止めようと腕に手を伸ばせば、
「ヒゃ、あ!?」
項にツー…っ、と舌を這わせられ、ピクン!!と大袈裟に体が反応した。