Days.
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今日は嫌な夢をみた。
朝、僕は何事もなく学校につく。
突然の両親の失踪のせいで慌てていて忘れていたけど、
部活はどこに入ろうか…。
とりあえず、鬼口くんあたりに色々情報をもらおうかなあ。
「呼んだ?」
いきなり鬼口に話しかけられ、びくっとする。
「い、今呼ぼうとしたところだよ」
動揺しながらそう答える。
まさか心の声が聞こえてるのか…?
「ふーん。で、なんのよう?」
顔色ひとつかえずに鬼口は続ける。
これはつっこんだら負けかな…。
とりあえず、来てくれたことにかわりはないので訊いてみよう。
「あ、あのさ、」
そこまでいったところで、僕の声はチャイムにかき消された。
「あー、予鈴鳴ったしそろそろ席もどる。またあとでな」
そういって、鬼口は席に戻っていく。
ま、いいか。と、僕も自分の席にもどる。
直後先生が教室に来る。
「おはよーう。全員そろってるかな?…あ、また一人お休みかー」