東方幻入記
□東方幻入記
1ページ/20ページ
深夜・大垂水峠
かなりの大雨が降る中、1台の車と2台のバイクが走っている
「ついてねぇな・・・」
バイク・・・HONDAのCBR1000RRに乗っている青年、長狭原恭介(ながさはら きょうすけ)が呟いた
数時間前・・・
都内・マンション
恭介「大垂水?今からか?」
俺、長狭原恭介のケータイに友達の龍太郎から電話が来たのは、午後9時過ぎだった
龍太郎「あぁ、明日暇だしな 真咲も行くってさ」
真咲も中学の頃からの友達だ
恭介「あぁ・・・」
カーテンを開けて、空を見る
恭介「なんか、降ってきそうだぜ?」
龍太郎「大丈夫大丈夫wwきっと降らないからww」
恭介「なら、降ったらあとでお前のインプレッサのブレーキオイルを抜いておくwww」
龍太郎「おまw俺を殺す気かww」