短い

□エプロンが似合わない
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酷い悪臭もする

目が痛くなってきた


「ザギ、お前はどれだけオレが嫌いなんだ……」


「あ゙ぁ゙?!」


「ったく………
ま、殺しに来られるよりゃマシか」


「迷惑だって言うのか!?」


「当たり前だろ、シュークリーム作るのにああはならねーよ

……、食いモンが殆どねぇ……」


勝手に人の家の食材使いやかって。

冷蔵庫を開けると少しの卵とミルク、何故か見に覚えのない大量の蜂蜜。


「粉は…、無事か、
ちょっと待ってろよ?」


ユーリはザギにそういって何か料理を始めた。


「脱げよ、それ
似合ってねえって」


今だ装着しているフリフリエプロン。
本当に彼には似合ってない。それでもザギはエプロンが気に入ったのかかなかな脱ごうとはしなかった。


「そんなに言うなら脱がせみr「蒼破!!」


かなりウザかったのか、ユーリはとっさに技を繰り出し、彼の言葉を相殺した。


「そこでだまって正座してろ
少しでも動いたら追い出す」


「はい」


ザギ は おとなしく なった !


1時間もしないでユーリはパンケーキを作り、ザギの目の前にだした。冷蔵庫にあった謎の蜂蜜と一緒に。


「それ食ったら帰れ」


「しょうじゃねえなァ!!!
ユーリがそこまで言うなら帰るぜェ」


「(めんどくせーヤツ)」
とか、思いながらもユーリは美味しそうにパンケーキを頬張ザギを見て自然に笑みがこぼれた。


「うまそーに食ってるな
ちょっとかわいかったり・・・」


「なんか言ったかァ?」


ザギがユーリに声をかけ、自分がらしくないことを言ったことに気がついたユーリは、なんだか急に恥ずかしくなった。

だから自分の分の蜂蜜パンケーキを皿ごと手に持ち、ザギに投げつけた!


「ユーリ??!」


「さっさと帰れ!帰れ帰れ!」


いつもとなんか違うユーリに戸惑ったザギはパンケーキと蜂蜜まみれで、ヒラヒラフリフリエプロンを着けたままユーリの部屋を後にした。


「大丈夫か、俺・・・」


もう末期なんではないかと心配になった

窓から見えるフリフリエプロンを見ながら
荒れ果てた自分の部屋を片付けた。


2度と来るなと思いながら。


おわり.
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