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□第2話
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今ヴィキとヒソカはハンター試験を受けるため会場に向かっていた。

なぜハンター試験会場に向かっているのかというと…


ーーーー数日前。


ヴィキはヒソカの特訓を受け、念のコントロールぐらいは出来るようになっていた。

そこで困ったのが武器だ。



「敵と戦うには必ず武器が必要だ◆

キミは全系統の念が使えるから具現化系で武器を作り強化系で身を守るのがいいぞ◇」


『武器ってどんなものがオススメ?」


「それはその人次第さ❤

具現化系なら自分の好きなものを武器にする人が多い♠」


ヒソカが言うと、ヴィキは考え始めた。


『(オレの好きなものかぁ…。

好きじゃないけど、得意なものっていったら元の世界で習ってたバイオリンとか…?)』


「なにか思いついたかい?」


『バイオリンとかは…武器になるかな?』


ヴィキは一応訊いてみた。


「…具現化でバイオリンを作って、変化系で音をオーラにしてから

放出系か操作系で攻撃すれば武器になると思うよ◆」


『へ〜…。武器になるんだぁ〜。…なんかバイオリンで倒された人かわいそうだね;』


「じゃあ武器はバイオリンでいいかい?」


ヴィキは少し迷ったが、すぐに決めた。


『…あぁ。で、どうやって出すんだ?』


「イメージ練習を何度もして念を出せば出来るよ◇コツを掴めば簡単さ❤」


ヒソカは一番わかりにくい説明をした。


『…わかんねぇよ;』


「まぁまぁ♠やってみればわかるよ◆」


ということで、やってみた。


『……。あ、できた。』


なんか簡単に出来てしまった。


「やっぱり◇キミは才能があるよ❤」


ヒソカに褒められたが、ヴィキの作ったバイオリンは

言われないとわからないぐらい個性的な形をしていた。


『オレ…。念の才能あっても美術の才能0かも…。』


「まぁ気にしない気にしない♠

ヴィキなら一瞬で綺麗なバイオリン、作れるだろ?

最初は誰だって失敗するものさ◆」


ヒソカは期待の満ちた目でこちらを見ていた。


『うん。じゃあやってみる。』


ヴィキはもういちど今度は綺麗なバイオリンをイメージしてみた。



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