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□第4話
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もう2.3時間は軽く走っただろう。

なのに原作どおり一人も脱落者がでないなんて…。

しかももうレオリオはバテ気味。


『大丈夫か?レオリオ』


主要人物に倒れられては困るのでヴィキはレオリオのペースにあわせて話しかけた。


「大丈夫も何も!なんでこんなに走ってるのに1人も脱落者はでねぇんだ!?

しかもお前なんか息も乱れてねぇじゃねぇか!!」


『(…まぁ、オレはこの世界の人間じゃねぇし。)』


ちょっと言ってみたいセリフだったが、知らない人にとってはただの変人にしか思えないので言うのをやめる。


「(やっぱりオレみてぇな凡人にはハンターなんて夢のまた夢の仕事なのか…!?)」


レオリオは何を考えたのかバッグを地面に置くと、走るのをやめてしまった。


「レオリオ!!」


ゴンが叫ぶ。


「ほっとけよ」


キルアは冷たく言い放つ。…でもオレでもほっとくかな。こういうときは。


「遊びじゃないんだよ」


「……」


キルアの言葉にゴンも黙ってしまう。


「……ざけんなよ」


いきなりそう言うとレオリオはいきなり全速力で知り始めた。


「絶対ハンターになったるんじゃーーー!!くそったらァ〜〜〜〜〜!!」


…すごい。オレ達をぬかして走って行っちゃったよ。


『…フフフ。頑張れ、レオリオ。』


なんか試験っぽくなってきたなぁ。

よしっ!オレも精一杯頑張ろう!

グッとバイオリンケースを肩に掛けていない方の手でガッツポーズをとる。


「どうしたんだ?レオリオ。」


クラピカはいきなり叫んでペースを上げたレオリオに驚いているようだ。


『…わかんない。でも、あんなでかい声で「ハンターになってやる」なんて言われちまったんだからオレらも頑張んなきゃな!』


「…ああ、そうだな。」




今は確か原作どおりだと60km地点通過脱落者0人かな。

…え?なんでわかるのかって?

…決まってるじゃん、ハンターハンターの漫画、大好きだったから前の世界で読みまくって覚えちゃったからね。



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