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□第10話
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…さあ、原作通りなら今からグロいシーンだぞ。

男がタワーを壁をつたって降りようとして…


無残にも怪鳥に食われる。



「うわあああああっ!」



…予想通り男の悲鳴が聞こえた。


悲鳴だけでもグロいな。

見ないでおいてよかった…。



「…ヴィキ、レオリオ、クラピカ」



…ふいにゴンに呼ばれる。


そちらの方を向くと、一緒ににたキルアが手招きをしていたのでそっちへ行く。



「…ここで隠し扉を見つけたよ」



そう小声で話すゴン。

…それは、生きて下に降りるための扉。



「でも今迷ってるんだ」


「は?何を迷うことなんかあるってんだ?」



ゴンの言葉にレオリオが食いつく。



「扉がいっぱいあって…どれにしようかと思って」






「…つまり、扉が6つあるってことだな」


『そうだね』


「密集してるのがいかにもうさん臭いぜ」



レオリオが今の現状を話す。


…あれ、ちょっと待てよ。

…原作では、扉は5つだったぞ。



「この幅じゃ1回につき一人しかくぐれない。

つまり扉は一人一つずつ。」


『みんなバラバラで行けってことだよな』


「そう」



キルアの解説は原作と同じ。


一人一つなのは変わらないけど…

扉、一個多いよ?



「ジャンケンでどこ入るか決めようぜ」



レオリオの提案でジャンケンをする。


…ところで1個多いってことは…。

多数決の道が6人では成立しないじゃないか。


オレ達は5人、それに原作通りだとトンパも入ってくる。


…どうするべきか…?


…とまあそんな事を考えながらジャンケンをしたら、見事に負けた。

結局、オレには選択権はナシか。


「ここでいったんお別れだ。

1、2の3で全員で行こうぜ」



またもやレオリオが仕切る。

…まあ、いいけどさ。



「地上でまた会おうぜ」


「ああ」



…どうせこの扉の行き着く先はみんな一緒だけどね。

原作読んでると緊張感ないなあ。



「1、2の…3!!」



ガコッ




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