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□第11話
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ーーーもう、恋愛とかはしないでくださいね?

今回は気絶で済みましたが…次はどうなるんでしょうね?



『えぇ…でも、友情はいいんでしょ?』


ーーーもちろん。私としてもトリップさせてあげたんだからそれくらいは。



『よかったあ…』


ーーーうんうん、青春だねえ。


『……。』


ーーーあ、そういえば貴方が起きるのは4次試験終了間近です。



『え゙っ』



ーーーしょうがないでしょう?

お仕置きですよ。



『お仕置きじゃないよっ!

おい…試験落ちちゃったら友情どころじゃないぜ…?』


ーーーまあまあ、どうにかなるよ。



『なんでそう笑いながら言うわけ?』



ーーー起きてみたらわかりますよ。

…貴方も恵まれてますねえ。



『一人で言うなっ

あーっくそ、どうしよ、試験落ちたら…』



ーーー大丈夫ですよ。絶対。



『信用できないんだけど…』



ーーー大丈夫だって。

あ、くれぐれも恋愛は…



『はいはい、禁止ね。

ところであんたの名前、なんだっけ?』



ーーー「天の声」とお呼びくださいって…言いましたよね?



『はいはい、わかったよ。…それじゃあね。』



ーーーはい。頑張ってくださいね?



『…おう!』



ーーーそれでは、目をつぶりなさい…ーー



ヴィキは眩しい光に包まれる…ーー



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