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□第12話
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「四次試験おつかれー」


『い…いぇーい?』



ほぼ気絶したまま四次試験を終えたヴィキ。


今は晴れて最終試験生として飛行船でプチ宴会(?)中。

…とは言ってもゴン、キルア、クラピカにレオリオとオレだけで。


そうそう、あの後キルアと一緒に無事合格できたオレはヒソカと顔を合わせる事なくゴン達と合流。

その後もヒソカと目は合っても、ヒソカは軽く笑うだけで近寄らせてくれない。


…そしてゴン達もキルアと同じくオレの事を心配してくれていたみたいで。

ヒソカとオレの関係を知っていながらも、オレを快く受け入れてくれた。



「いや〜まさかヒソカがヴィキのために、なー…」



レオリオはジュースを一杯飲むなり話し始める。

…全くこの人は本当にお酒の飲めない10代の未成年なのだろうか。



「ヒソカ…!!」



その話題にゴンが反応。

悔しそうな顔で遠くを見つめる。



「…オレだってヴィキのためなら取って来てやったのに…!」



そしてなぜか悔しそうにキルアが一言。


…ここは聞き流すべきだろうか。



『レオリオ、それ禁句かも…』



さっきの一言で一気に空気が悪くなる。


くそ、ヒソカのせいで楽しい雰囲気が台なしじゃないか。



「レオリオ、お前は少し発言を謹むべきだ。」



クラピカもヴィキと一緒になってレオリオを責める。



「う…わかったよ、悪かったな。」


「オレは、やっぱり…!」


「ヴィキ、ジュースいる?」



レオリオの渋々の謝罪には誰一人応じず。


ゴンは一人燃えていて、キルアはヴィキがジュースを飲み終わったのを見ておかわりを勧める。



「おいっ!誰かなんか言っt《えーこれより会長が面談をー…》



レオリオのツッコミも虚しく、放送によって遮られる。


…会長ーーネテロさんも皮肉なもんだ。



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