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□第23話
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「はい、ヴィキの負けだから罰ゲーム決定ー!」



ゴンは嬉しそうにペアになったトランプを場に捨てる。


…只今ババ抜きをして、見事に負けました。



『うわあああっ』


「はっはっは、お前も運が頼りのゲームじゃ勝てねーんだな!」


『う〜っ…うっさいレオリオ!』



キッとレオリオを睨むと、勝ち誇ったような笑みを向けられた。


トランプを始めて早一時間くらい?

久々にみんなで楽しい時間を過ごしています。



「では一番に抜けたレオリオがヴィキの罰ゲームを決定できるが…」



クラピカはレオリオに促すと、



「あーっずるい!
なんでヴィキが負けるときに限ってオレじゃないんだよ!」


「キルア、まださっきの仕返ししようとしてたの?」



キルアが騒ぎ始め、ゴンが静めようとする。


ちなみに「さっきの」というのは、ヴィキが決めたキルアの罰ゲームのことだ。


レオリオに定番罰ゲームを使ってしまいネタがなかったので、ヴィキのワンピースを着せると提案したのだ。

キルアは大反発だったがルールはルール、とのことで結局レオリオに無理矢理着せられて。


どうやら根に持っているようだ。

…まあ、当然か。



「レオリオずるい!」


「キルア、ほらルールだから」



キルアをゴンがおさえているなか、



『で、罰ゲームは?レオリオ』


「うーん、そうだな…」



キルアには謝るとして、勝手に話を進ませてもらう。

ゴンにもあとでお礼言わないと。



「んーいざ決めるとなるとどれにしようか迷うな…」


『そんな考えてたのかレオリオ』


「俺だってお前に散々やられたからな…じゃあジュース一気飲みでどうだ」


『げっ…』



ジュース一気飲み。


それはいつぞやのプチ宴会のときの罰ゲーム…

ハンター試験で飛行船乗ってるときにもキルアがやっていたものだが、
そのジュースがとてもまずい。



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