long

□第24話
1ページ/6ページ


『ただいまー』


「おかえり、ヴィキ」



あの後ヴィキがうがいをしに行き、戻ったときには3人はさっきより落ち着いていた。

…まだ大爆笑してたらびっくりだけどね。



「ちょうどヴィキの話してたんだよ!」


『そうなの?』



ゴンに促されるまま隣に座り、テーブルを囲むようにキルアもヴィキの隣に座る。


きっと男装をしなくなったこととか口調とか、女らしくなったってことだろう。

突っ込んでこないからびっくりしてたもん。



「ああ、お前のそのトランプの技をどう崩してやるか、な!」



さっきは運で勝っただけだしな、とレオリオ。




『え?』



え、そっち?

予想外の答えにっと笑うレオリオに思わず疑問符で返してしまう。



「私はそんなこと望んでないんだが、レオリオがうるさくてな…」



苦笑するクラピカ。



「オレもヴィキに連勝されると悔しい!」



…ゴンまで。


どうやら私が変わったことは気になっていないのか。

いや、気を使って言ってこないとか?


…あ、そうか。

記憶をいじられてるからもしかして私は前からこんな感じだったことになってるのか?


あんまり考え込むと会話についていけなくなるので一人で納得する、うん。



「ね、もう一回トランプやろ!」



前回ビリだった人が配って?とゴンにトランプを渡される。


…まあ、なんも言われないしいいか。

そう思って、ヴィキはカードをきる。



「今度こそオレが勝つからな!」


「キルアには負けないよ!」


『私も次は罰ゲームなんかやりたくない!』



トランプは楽しくて、あっという間に時間が過ぎていく。



次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ