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□プロローグ
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『はぁ〜トリップしてぇ…』
今は学校の帰り道。愛奈は明らかに周りから見ておかしい発言をした。
『ハンターハンターの世界に行きたい…』
愛奈は見た目中１ぐらいの女子だ。
そして熱狂的なハンターハンターのファンだった。
ちなみに一番のお気に入りはキルアだ。
（現実なんか飽きた…。）
そんなことを思って家に帰って自分の部屋のドアを開けた。
『ただいま〜』
誰もいない家に声が響き渡る。そして階段を上って自分の部屋へ向かった。
『あれ…？』
自分の部屋に入ると、何かがいつもと違っていた。
（まさか…トリップしちゃった！？）
…そんなことがあるはずもなく、単に部屋が勝手に模様替えされていただけだった。
『ちぇっ。なんだよ。マジでトリップしたかと思った…』
愛奈は軽くがっかりした後、いつもどおりパソコンでハンターハンターの夢小説サイトを探し始めた。
…いや、今の思考はおかしいよね…とかはおいといて。
『なんかいいサイトないかな……おっ？新しいサイトだ。長編はトリップ夢か…。
ま、入ってみるか。』
愛奈はサイト名をクリックし、サイトに入った。
そこは他のサイトとあまり変わらない普通のサイトだ。
愛奈はサイトに入ると長編を探した。
『あった。長編。よし、見るか』
軽く気合を入れて長編のリンク先に行った。
だが、前書きにおかしなことが書いてある。
｛この小説のリンク先に行くとハンターハンターの世界にトリップしてしまいます。
それがわかった方だけお入り下さい。｝
『…こいつ、バカか？ホントにトリップするなら今すぐ行きてぇよっ』
この時、愛奈は半信半疑だった。
そして、愛奈はリンクを開いたーー
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