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□プロローグ
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気が付くと、そこは何もないただ光っているだけの空間だった。
『あれ…オレ、マジでトリップした…!?』
愛奈がつぶやくと、誰かの声が聞こえた。
ーーーよく来ましたね。
『…誰だっ!?』
愛奈は軽く驚きながら尋ねた。
ーーー誰だとは失礼な。
私の名は…まぁおいといて。
ここは私が貴方の決意を訊くために用意した空間です。
愛奈、貴方はトリップしても後悔しませんか…?
『オイッおいとくなよ!そこ一番大事なとこだろ!?』
するどいツッコミをいれる愛奈。
ーーー……後悔しませんかと訊いているのです。早く答えなさい。
『え!?えーっと…後悔しない!!
トリップさせてくれるなら早くさせてくれ!』
ーーーそうですか。ですが向こうの世界に連れていくには条件があります。
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