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□第1話
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「そうか❤キミならそういってくれると思ったよ◆」
『(だって断ったら殺すぞ的なオーラ出してたじゃん!)』
ヴィキは心の中で軽くツッコミを入れた。
「そういえば名前を言ってなかったね◇ボクはヒソカ。キミは?」
自己紹介をしてくれて名前も聞いてくれるなんてヒソカ、意外と優しいんだな…と思いながらヴィキは答えた。
『オレはヴィキ。さっきヒソカが言ったとおり、女だよ。
そういえばさっきなんでオレが女だってわかったんだ?』
少し落ち着いてきたヴィキはさっきより普通にしゃべれた。
「そんなの決まってるじゃないか♠
そんな変装にボクが騙されるハズがないだろう?」
『(変装…。ひどい言われようだな、オイ。)
あ、そうだ。なんでオレヒソカに看病(?)されてたんだ?』
ヒソカのほうがよっぽど変装してるじゃないか、と思いながらヴィキはここにきた時からずっと思っていた疑問を口にした。
「それは…キミには普通の人とは違うなにかが感じられたからさ❤
キミは育てばきっとおもしろいことをしてくれそうだよ…◇」
ヒソカは少しうれしそうな顔をした。
『(オレが普通の人とは違うなにかをもっている…
それって他の世界から来たからなのかな。
でもそれって、育ったらゴンみたいに狙われるってことだよな?)』
ヴィキが考え込んでいると、ヒソカは急に立ち上がった。
『ヒソカ、どっか行くの?』
ヴィキは急に立ち上がったヒソカに少し驚きながら訊ねた。
「一緒に来ればわかるよ◆」
意味ありげな言葉を残し、ヒソカは部屋から出て行った。
そして、これからヒソカについて行かなければ生きる道はなさそうだと判断したヴィキ。
少し怯えながらヒソカの後に続き外に出た。