れんさい

□初出勤[FF12-2]
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ナブディスのでかい建物といったら限られてくる。王宮か…はたまた…



「まさか、こんな形で来ることになるとはね…」


部屋を出る。ひたすら続くかのように思わせる程、真っ直ぐと長い通路。

「直線恐怖症になっちゃいそうだな。」

ありかは地下だと聞いている。まあ、そんなに時間はなさそうだ。

この場所は親父…あいつの親友だというやつの家だった。いや、家と言うにしちゃあ少々でかいが。昔はよく共に遊んでいたらしいが、今のあいつは研究室に閉じこもりっぱなしで…多分、呑みにも行っていないんだろう。
……あいつにとって、それまでの生活って一体なんだったんだろう。


「階段発けーん。地図はいまんとこ・間違えちゃいないようだな。」


バッガモナンに言われていたことが心配だったのだ。地図は間違えている…と。


「まぁ、侵入してもみてるんだが、何しろ広くてな。多分正確に書かれてはいないだろう。」

歩き回れと言う。


「にしちゃあ広すぎて…。時間に間に合わないかもな。」



失敗したときの保険かけ。間に合わなくても、仕方がないと思うための。
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