□1人の青年
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雨が降りしきる中。

ティル達3人はレッグミンスターから出れないでいた。
ここは、マリーの宿屋。
レッグミンスターから逃げ出せなかった3人はこの宿屋でかくまってもらっている。

「テッド…どうなったのだろう」
「パーンもあそこに…」

不安の中。3人は眠れずに夜が明けた。
昨日の大雨が嘘のよう。

空は晴れ、雲がほとんど無いくらいに。

「さっ、坊っちゃん行きましょ」

宿屋を出ようとした。
すると、急に帝国兵が中に入ってきた。

「マクドールの坊っちゃん…行きましょうか」

帝国兵はティルを掴みかけた。すると1人の男が足掛けをする。帝国兵は見事に転んだ。

「くっ…貴様、何て言を」
「すみませんねぇ、足が長いもので」

その男を見てみると、別に長いと言う程足は長くなかった。
帝国兵への挑発のにしか見えない。
そのドタバタのおかげでティル達はレッグミンスターから抜け出せた。


少ししたら先程の男が立っていた。

「よぅ、大丈夫だったか?」
「あ、ありがとうございます。…えっと…」
「ビクトールだ、覚えておいてくれテオ・マクドールの坊っちゃん」
「どうしてそれを!」

自分の事を知っている。敵だと思い攻撃の体制にはいった。

「おっと、戦いは避けたいからそれをしまってくれ。簡単に言う、俺はお前をある男からレッグミンスターからを抜け出す手伝いをしてくれと頼まれたから手伝った」

ある男…
まさか!!

「その男の人はどんな人でしたか?」
「んー、髪は少し長めだったかな。額にバンダナを巻いて、服装は見えなかったが青くきれいな目をしていた」

テッドじゃない。
誰だ?






















物事はあっという間に起きた。





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