□特訓(ルクビキ)
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「えいっ!!」
















「ビッキー」
「は、はぃ〜」


「ごめんなさい!」

途中出会った時を駆ける少女。
ビッキー。
彼女には移動の手伝いをしてもらっている。
つまりテレポート。

だが、1つ欠点がある。
それは、コントロールが上手くいかないところ。


「まぁまぁ、サイの気持ちもわからなくわないけど」
「でもビッキーは150年前から失敗とかしていた」

聞くなり、サイとビッキーは長い縁があるようだ。
何でも150年前の戦いの時に一緒に戦った仲間。








「ルッ〜ク〜」

何か企んでそうなサイの顔。
嫌な…‥予感がする。

「何か用……」
「しばらくの間ビッキーに魔力についての特訓をしてほしい」

口を逆さに尖らし、明らかに嫌な顔をする。

「はぁ?僕が!?」
「だってルック君はあのレックナート様の弟子だろ、それに…」

サイはルックに近付き耳元で話す。

「…………の紋章の宿主じゃないか」

ルックの顔は険しくなる。
だが文句は言えない。
サイの方が自分より…

「あんたが教えてやっても良いんじゃない?」
「俺は紋章だけ、魔法は使えないからね」
「………わかったよ」

ブツブツ言いながらも自分からビッキーのいる本拠地地下に向かった。
サイはクスクスと笑う。







「サイから話は聞いた?」
「は、はい!今回は戦いには出なくていいって…強い人いっぱいいるから…‥」
「じゃなくて、魔力のこと」

しばらくキョトンとし、間違いに気付く。
間違いに恥ずかしかったのか下を向いてしまった。

「まぁ、いいよ。」

呆れつつも特訓は続いて行く。



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